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[鈴木としおの昭和遠近] 鈴木 としお様

表紙

240×240mm並製/
144ページ

新型コロナ禍のおかげで、戦時下生活にも似た自粛生活を余儀なくさせられた。しかし、全てがマイナス材料でもなく、予てより念願だった、我が家の古い写真の整理ができたのは僥倖だった。勿論、戦前や浅草広小路時代の写真は、B29の東京大空襲で全て灰燼に帰した。しかし、幸いにも姉智子が古アルバム一冊を疎開しておいてくれていたから、それだけは助かった。そこには、祖父の写真と、祖母の写真が各一枚だけ貼られていた。父や母の若かりし写真が、僅かに貼られていたのには一抹の安堵感があった。「いつか、新しいアルバムに仕上げたい」という気持ちが私の胸の底にはあったからだ。全て私が撮ったわけではないので、今回は〝写真集〟ではなく〝フォトコレクション〟と銘打ち、文化としての写真を残すこととした。(あとがきより)

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わが街いまむかし
仁丹塔のあったころ 昭和31 年(1956 年)12 月(浅草国際通り)

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わが街いまむかし
大わらじ奉納 −仲見世にて−

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わが歳時記
歳の市(羽子板市)

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わが歳時記
人力車の祈願式 於浅草神社

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浅草の芸者衆

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あゝ青春の国際劇場

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家族の肖像
著者小学4 年生、義夫3 歳、母、姉、祖母(堀口)
著者七五三 母満つ30 歳、姉智子12 歳、祖母(堀口)

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家族の肖像
三社祭にて両親と浅草の家にて 昭和23 年(1948 年)頃