ほくほくギャラリ-
[香袋 おぼろ歳時記] 卯庵作品集 撮影:熊谷正様
Mサイズ 36ページ(カバー付)
©まるる
和小物:卯庵
其れは小学校の女の子がチョコンと座り胸元あたりで小引き出しを開けられる位の木目のはっきりした小振りの鏡台でした。
何故か私は母の目を盗んでは其の右上の引き出しに手をかけました。そこにはあるのです。
紫 みどり 薄むらさきの三色の鹿の子絞りのてがらと鼈甲の前指しが。―中略―
絹布には其れを身につけた人の幸せな時代の心が残っています。布に出会った時それらの心のときめきの声がかすかに聞こえるのです。
好きで好きでたまらない絹布(きれ)との出会いは又新たな幸せをもとめた出会いの始めとなるのです。
(作者あとがきより)
何故か私は母の目を盗んでは其の右上の引き出しに手をかけました。そこにはあるのです。
紫 みどり 薄むらさきの三色の鹿の子絞りのてがらと鼈甲の前指しが。―中略―
絹布には其れを身につけた人の幸せな時代の心が残っています。布に出会った時それらの心のときめきの声がかすかに聞こえるのです。
好きで好きでたまらない絹布(きれ)との出会いは又新たな幸せをもとめた出会いの始めとなるのです。
(作者あとがきより)
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春 おひな様 |
睡蓮 |
夏 菖蒲 |
秋 うさぎ 振袖人形 |
赤ずきんちゃん |
冬 針供養 |